ブルガダ症候群は、遺伝性の心臓疾患で、特に若年男性に突然死のリスクを高める不整脈が特徴である。心電図で特有のST上昇が見られ、主に夜間や安静時に心室細動が起こりやすい。原因はナトリウムチャネルの異常によるもので、症状には失神や心停止がある。治療には植込み型除細動器(ICD)の装着が推奨され、薬物療法も併用されることがある。