悪性高熱症は、全身麻酔時に起こるまれな遺伝性疾患で、筋肉が異常に反応し、体温が急激に上昇する症状である。
通常、筋弛緩薬や揮発性麻酔薬が引き金となり、筋硬直や高熱、頻脈などの症状を引き起こす。治療には速やかな麻酔中止とダントロレンの投与が必要で、放置すると命に関わる場合がある。
名前が似ている悪性症候群とは全く別の病態。
悪性症候群